中国醸造トップ人事 新社長に白井浩一郎氏

2009年08月20日

 【広島】清酒「一代」や焼酎「達磨」など幅広い製品を手がける総合酒類メーカーの中国醸造(広島県廿日市市桜尾)は、8月1日に開いた取締役会の役員人事で、若手の5代目新社長として白井浩一郎氏(31)の選任を決めた。前任の龍一郎氏(62)は代表権を持つ会長に就き、経営環境の変化に対応して新しい体制を構築する。

 新社長の浩一郎氏は、昭和53年2月生まれで、平成13年青山学院大理工学部卒。龍一郎氏の長男で、米セントラルミシガン大経営学部修士課程を修了。同16年協和アメリカに勤務。中国醸造に19年4月入社した。

 同社は、1918年創業の老舗で主力製品を中心に多角化で成長。4代目として25年間トップを務めた前任の白井社長は、この間社業の発展を支えた。営業企画部などによると、今回の新人事について「経営環境の変化に迅速に対応し、新たな経営体制をとった。今後も長期的な発展を図りたい」と展望している。