4月分の全国清酒出荷 5万6千klで0.4%微増

2007年06月08日

 日本酒造組合中央会がまとめた4月分の全国清酒課税移出数量は5万6千klで、前年対比0・4%の微増は昨年5月以降、1年ぶりに前年を上回った。これは、昨年4月の出荷状況が5月からの清酒減税前で若干買い控えがあったことが主な要因となっている。しかし、清酒出荷が微増ながらも前年をクリアした状況は、今後の需要回復の可能性を期待できる兆しが芽生えてきたものとして注目される。純米酒は前年比7・5%も伸長し、本醸造酒も久方ぶりに前年比プラスとなり、一般酒も減少率が縮小の傾向が見えてきたのは、清酒消費復調へのシグナルとも言えそうだ。

 4月分の全国清酒課税出荷数量(概数)は5万6443klで、前年(確数)の5万6121klに比し0・6%の微増(前年概数5万6211klに対しては、0・4%増加)で、昨年5月分の前年比5・8%増加以来、1年ぶりに前年を上回った。

 これは昨年4月の出荷数量が、昨年5月からの清酒の酒税減税前の買い控えもあって、少なかったことの比較によるものが主な要因とみられるが、久方ぶりに清酒の出荷が前年を微増ながら上回ったことに酒造業界は好感している。

 4月分の主産地の出荷数量と前年比は、▽京都府=9054klで6・8%増▽兵庫県=1万5887klで1・5%減▽新潟県=4169klで1・3%増▽福島県=1723klで1・7%増▽秋田県=2107klで3・1%減▽愛知県=2231klで3・8%増▽広島県=1401klで0・7%減--の状況で、新潟県、京都府、福島県、愛知県の1府3県が前年比プラスとなった。全国的にみると、1都1道20県が前年を上回っている。

 一方、清酒の4月分輸出数量(免税)は730klで、前年の661klに比し10・4%増加している。
 4月分のタイプ別清酒出荷状況は、▽吟醸酒=3362klで前年比4・2%増加(うち純米吟醸酒は、1819klで13%増)▽純米酒=4680klで7・5%増▽本醸造酒=6452klで2・7%増▽一般酒=4万1949klで0・9%減--の状況で、純米酒は好調を持続し、本醸造酒も久しぶりにプラスとなり、一般酒は減少率が縮小しているのが注目される。生酒は、3210klで0・5%の微減にとどまっている。

 今年1-4月累計の清酒出荷数量は20万4533klで、前年同期の21万3062klに比し4%減少の推移をたどっている。このうち好調な純米酒は1万7294klを出荷し、前年同期の1万6381klに比し5・6%の伸長をとげている。